7月の記事でもご紹介しましたが、本校はオーストラリア・クイーンズランド州にあるサンシャインコースト・グラマースクールと、2018年より姉妹校提携を結んでいます。今年度は、1学期の交換留学生受け入れに続き、7月～8月の44日間にわたり本校から4名の生徒を派遣しました。また、7月28日～8月8日には中学・高校合わせて27名の生徒が語学研修に参加し、さまざまな交流を行いました。そして、今年度最後の交流となる交換留学生の受け入れが、11月30日～1月11日に実施されました。

真夏のオーストラリアからやってきた留学生3名は、初めて経験する日本の冬の寒さに驚きながらも、大きな体調不良もなく無事に帰国の途につきました。6週間の滞在中、彼らは本校の生徒と一緒に授業に参加するだけでなく、神社や博物館を訪れたり、華道や書道といった日本文化を体験したりしました。また、中学生とは日本の伝統的な遊びを楽しむ機会があり、近隣の杉戸西小学校では小学生との交流も行いました。

日本語の授業では日々の出来事を日本語で報告する時間を設けており、日本で迎えたお正月やホストファミリーとスキーに行ったこと、クラスメイトと遊びに出かけたことなど、印象的なエピソードを楽しそうに語ってくれました。これまでの研修や交換留学で既に絆を深めていた生徒たちだけでなく、新たに友達の輪が広がっていく様子を見られたのは、教員としても嬉しい限りです。日本で過ごしたこの時間が、彼らにとって大切な思い出となり、今後の人生の糧となることを願っています。

最後に、サンシャインコースト・グラマースクールの先生方、留学生を送り出してくださったご家族、ホームステイにご協力いただいたご家庭、そして留学生との交流を積極的に行ってくれた生徒の皆さんに、心より感謝申し上げます。今後もこの貴重な交流を大切に育んでいきたいと考えています。