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昌平中学校・合唱コンクールの新たな歴史の1ページを・・・♪

2024/12/16

期末考査が終わった後の12月のある日の放課後、中学3年2組では、合唱コンクールに向けて練習が行われていました。この日は、ただ合唱の練習をするだけでなく、クラスの実行委員が、少しでも合唱を良くしようと、考えに考えたある企画が実行に移されていたのです。今年で第9回を迎える昌平中学校の合唱コンクールですが、コロナ禍により2年連続で中止を余儀なくされた後、今から2年前の第7回から再開されました。今回3年2組が選択した自由曲は「ヒカリ」(作詞:瀬戸 沙織/作曲:松下 耕)。この曲の作詞者である瀬戸さんは作詞した当時、広島県在住で、まだ中学三年生でした。この曲には瀬戸さんが、「NHK全国学校音楽コンクール」の70回を記念して行われた、一般課題曲応募で優秀作品となった詩が使われています。曲は、4分の4拍子で始まり、途中から8分の6拍子に拍子が変わっていく、難易度の高い混声三部合唱曲です。「第7回合唱コンクール」で、この「ヒカリ」を歌って見事金賞を受賞したのが、当時の3年2組(本校第11期生・現高校2年生)でした。中1・中2と2年連続で、合唱コンクールが中止になっていた11期生にとって、中3での第7回合唱コンクールが、中学生活ただ1度の合唱コンクールとなりました。クラスが一丸となって心を込めて歌いあげた、当時の3年2組の感動的な歌声を、その時客席で聴いていた当時中学1年生だった、現3年2組。11期生の先輩方に教室まで来てもらって、自分たちの「ヒカリ」を聴いてもらい、アドバイスをしてもらうというのが、その考えに考えぬいた企画でした。現3年2組の「ヒカリ」を聴いた大平君(第7回で「ヒカリ」のピアノ伴奏で“最優秀伴奏者賞”を受賞)は、冒頭の「荒れた大地に一人・・・」の荒れた大地をどう表現するのか、災害により荒れたのか、戦争で荒れてしまったのか・・・、どうとらえるかで表現が変わってくる。歌詞のイメージをしっかりと描き、この曲の作られた背景を思い浮かべながら歌うことが大事と具体的にアドバイスしていました。またその時、縦横無尽の活躍でクラスの合唱コンクール実行委員の要となって、クラスを金賞へと導いた坂山君(現・昌平高校生徒会会長)も来てくれていて、「とにかくやるしかない」「君たちならやれる」と、力強いアドバイスをしていました。今の中学3年生が中学1年生の時に再開された本校の合唱コンクール。今年で3回目を迎える13期生にとっては、正にこの3年間の集大成であり、あの11期生の「ヒカリ」を超えるような感動的な「ヒカリ」を創りあげてこそ、先輩方への最高の恩返しと言えるのではないでしょうか。第13期生は、昌平中学校の新たな歴史の1ページを飾ります。

昌平中学校・第9回合唱コンクール

2025年2月1日(土)久喜総合文化会館・大ホール

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