2024/1/12
年末年始にかけて、昌平高校サッカー部が全国制覇を目指し臨んだ「全国高校選手権」でしたが、惜しくも準々決勝で敗れ、初の4強入りを逃したのは記憶に新しいところです。
昌平学園では、とかく運動部の活躍が取り沙汰されますが、今回は、地道に活動を続ける文化部(その中でも書道部)の活動に目を向けてみたいと思います。
昨年、11月3日(金)~11月5日(日)、埼玉県私立学校芸術文化連盟主催による「第51回 埼玉県私学文化祭」が、浦和の埼玉会館で行われました。
その中の「作品展・書道部門」に、昌平中学校の3年生・4名の作品が出展されました。作品はどれも、各々の好きな“四字熟語”を掛け軸に、心を込めて書き記した力作です。写真左から紹介します。
中学3年1組 小澤 彩乃さん「全身全霊」
「体力や精神力の全てを注ぎ込み、一生懸命取り組むさま」が表現されています。
中学3年2組 田嶋 彩乃さん「雲外蒼天」
「うんがいそうてん」と読み、「困難の先には明るい未来」が待っていると捉え、懸命に生きていかなければという田嶋さんの想いが表れています。
中学3年2組 千葉 美海さん「万里一空」
「ばんりいっくう」と読み、「一つの目標に向かって努力し続けること」の大切さを表現しています
中学3年2組 御代田 心七さん「天真爛漫」
「生まれつきの素直な心そのままで、明るく純真で無邪気なさま」。御代田さんの「飾らず自然のままに生きていこう」とする姿勢が、あふれ出ています 。
今回の私学文化祭で特筆すべきは、御代田 心七さんの作品が、見事“中学最優秀賞”を受賞したことです。
併せて、高校生ではありますが、昌平中学校の第9期・卒業生で、現高校3年14組(一貫クラス)の 針谷麻子さんが、第一席の埼玉県知事賞を受賞しています。
針谷さんが取り上げたのは、中国・清時代の後期に活躍した書道家、楊峴(ようけん/1819~1898)の作品「漢陳文範碑」を取り上げました。
尚、私学文化祭における、第一席の県知事賞受賞は、本校書道部創部以来初の快挙であり、針谷さん・御代田さんの一貫生コンビが、高校・中学の第一席をWで獲得という素晴らしい結果を収めました。