3月25日、26日にかけて希望者対象のグローバルSDGsゼミ合宿が行われました。参加者は１学期から約20回の授業を通じて、ビジネスで社会問題を解決する方法について学んできました。ときには社会の第一線、また海外で働く方にも話を聞きました。
　今回の合宿では、一日目に産業廃棄物処理会社を訪問しました。この会社は廃棄物の98％を減量化、再資源化することで「ごみをごみにしない社会」を目指しています。事業について説明を受けたり、工場見学したりする中でその理念が随所に表れていることを感じました。また、工場に隣接した里山を歩き、適切に管理された森林の中で生物多様性が保たれていることを学んだ他、森林管理の中で伐採更新されたクヌギの原木をつかって栽培したシイタケを収穫し有機野菜とともにいただきました。
　二日目は立命館東京キャンパスを訪問し、自分がこれまで取り組んできたことをまとめ社会起業家、大学生、保護者の前で発表しました。環境問題、LGBT、障害者等、多様化する社会における課題について当事者意識をもって考え、行動する生徒たちに対してフィードバックをもらいました。今回で一年間のプログラムは終わりますが、生徒たちからは「来年も個人で続けたい」「大学入った発展させて〇〇をやりたい」という声もあり今後が楽しみです。
　今回の参加者は高校生でしたが、昌平中出身の中高一貫生が多くを占めました。中学時代に経験したIBの学び、社会貢献の精神を高校でもいかして、自主的に参加しました。一年間を通じて学んだことが社会に出た後にも役立つことを願っています。