IB（国際バカロレア）のMYP（中等教育課程）では、3年間のIB教育の集大成として「コミュニティープロジェクト」を行ないます。これは中学3年生の生徒達が自分で考えた「中3の今、自分ができる社会奉仕活動」を行なうというものです。今日はその成果をパワーポイントを使い1，2年生に発表しました。IB教育では教科自体を学ぶというよりは、教科を通じて問題発見・問題解決能力など社会に出たときに必要な力や考え方を身につけます。SDGｓを念頭に置いた環境、教育、医療、情報、福祉、出版など多岐にわたる調査と奉仕活動の報告があり、1，2年生は1年後、2年後の自分の姿を思い描きながら先輩方の発表をメモを取りながら聞き入っていました。また、「世界ふしぎ発見！」にミステリーハンターとして出演されていた比嘉バービィさんをお招きし講演をしていただきました。撮影で訪問した多くの国々での人々の生活の様子、自分達が世界のためにできることを思い浮かべることをまず第1歩にしよう、というお話をしてくださいました。生徒からの質問にも丁寧にお答えいただきました。IBでは、学びを学校内だけで完結させるのではなく、社会へつなげていくことが重要です。最後に新生徒会役員から、中学1，2年生全員で書いた3年生へのメッセージを手渡しました。今回のコミュニティープロジェクトで3年生は社会貢献につながる奉仕活動と発表会を終え、来週卒業式を迎えます。