2018/12/16
生物化学部ロボット開発グループでは、2018年12月16日(日)、TEPIA先端技術館にて「TEPIAロボットグランプリ2018」に出場しました。チャレンジ賞を受賞しました。
ここに来るまでに,全国からわずか11チームの企画だけが採択される厳しい書類選考を突破し,約半年間開発に取り組んできました。今年のテーマは「中高生がワクワクドキドキする課題解決ロボットを開発せよ!」でした。生徒たちは,世界的なミツバチの減少に注目しました。世界的な課題に対し,自分たちのロボットによって解決策を提案できるかもしれないという壮大な企画です。そして,ミツバチの代替となる自動受粉ロボット「Polineroid」を開発することに決めました。
メンバーは高校1年生中高一貫クラスの生徒です。全員,ロボット開発の経験は0からのスタートでしたが,全員で調べて考えながら取り組んできました。開発の助言をいただくため,イチゴの収穫ロボットなどの農業用ロボットの研究が盛んな宇都宮大学を見学させていただき,ロボットの構想を固めながら研究開発のヒントをたくさんいただきました。また,技術的なサポートもしてくださいました。
その後,本格的な開発をスタートさせ,ミツバチの生態や動きを調査し,それを模倣する機構を取り入れる工夫や,カメラの画像から花を検出してアームを伸ばす機構などを開発し,ロボットが形になってきました。最後に研究発表会に向けて自分たちの取り組みやロボットの機構,今後の展望などに関してプレゼンの資料を作り,練習を重ねてきました。
こうして迎えた本番では,大勢の観客や専門家の前で,堂々とした発表と,完璧な実演を見せることが出来ました。グランプリ等の受賞は逃したものの,「チャレンジ賞」を受賞しました。
生徒たちは,他校の研究発表を聞いたり,審査員の方と直接お話をしたり,学びの多い一日になったと思います。「企画を見たときに,難しすぎて無理だと思ってた。でも,本番でちゃんと動いていて本当に驚いた。」という審査員の方からの言葉が印象に残っています。