中学3年生は，物理の授業で落下運動について学んでいます。今日は、これまで勉強してきたことの集大成として、エッグドロップコンテストを行いました。エッグドロップコンテストとは、卵を保護するプロテクターを作成し、高所から落下させる競技で、世界中で親しまれている理科実験です。今回のコンテストでは、軽量性・正確性・安全性の3点を得点化し競い合いました。軽いプロテクターほど点数が高く、落下地点に書かれた的の中心近くに落下させるほど高得点になります。ただし、卵が割れたりヒビが入ってしまった班は失格になります。生徒たちはグループで議論し、様々なエッグプロテクターを製作してきました。落下速度の軽減するためにパラシュートを取り付ける班や、衝撃の吸収のために、紙でクッションを作る班など、創意工夫に満ちた様々なエッグプロテクターが出来上がりました。パラシュートが計画通りに開いて卵を無事に守れた班があった一方、空中でプロテクターが傾いてしまい、落下の衝撃から卵を守れず悔しい想いをした班もありました。これから生徒はコンテストの結果を振り返り、改善策を考えます。

 なお、7月29日に開催する小学校4・5・6年生を対象とした地域貢献プロジェクト「おもしろ実験教室」では、この実験を行います。ぜひ、本校のIB授業を体験してみてください。