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IB(国際バカロレア)の授業風景 学際的単元<中3物理・公民> 地球サミット in Shohei

2018/1/30

3年生は教科の垣根を越えて、物理と公民の授業でエネルギー問題の学習をしました。物理の授業でエネルギー変換について学び、様々な発電方法について調べてレポートを作成しました。その後、お互いのレポートを読みあい、知識を共有するとともに、発電に関する多様な考え方を学び合いました。

公民の授業では、エネルギー問題について学び、地球環境問題について議論しました。6つの班(アメリカ、フランス、ドイツ、中国、ブラジル、マレーシア)に分かれ、自国の国益を意識しながらも、「地球環境をよくするための発電方法に関する条約を締結せよ。」という目標に向けて議論を繰り広げます。

3年1組では、2国間で様々な提案や取引が行われた後、ドイツから、危険性のある原子力発電を火力発電や再生可能エネルギーの利用に切り替えていこうという提案がありました。これに対し、他の5ヶ国の賛成は得られたものの、発電効率や二酸化炭素の排出量の面から原子力発電を支持するフランスを説得しきれず、条約締結には至りませんでした。3年2組では、それぞれの国同士で、お互いの利益を尊重し合った提案が多く、合意の形成が早かった印象です。一方で、自国の利益を優先する意識は弱かったように思います。結果的に「森林の維持、CO2の削減のために、互いの技術と資源を提供し合う。」という条約の締結に至りました。その後,議論を踏まえた振り返りを行いました。経済学でいう「共有地の悲劇」を回避することの難しさ、各国の利害を調整することの難しさを実感していました。

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