2015/7/9
法教育の普及発展を支援する一般社団法人「リーガルパーク」の皆様の協力により、「模擬裁判」を行いました。生徒たちは6月の校外学習で裁判を傍聴し、弁護士・今井先生による事前授業を受けて「裁判」について学んできました。当日の模擬裁判では老母を介護中カッとなって蹴り、死に至らせてしまったという架空の事件について8つの班に分かれて生徒が裁判員となり、証人や被告人に質疑をし、班ごとに評議を行い、最後に各班の班長が裁判長として判決を言いました。生徒一人ひとりが一生懸命判決を考えていました。
裁判員裁判や、法について考えるとても良い機会となり、生徒は多くの事を学ぶことができました。以下、生徒の感想です。
・刑を決めることは簡単なことではなかった。その人の人生もかかっていると思うとどんな刑がその人にとっていいのか。それぞれ考えも違った。
・自分たちの判決で1人の人間の人生が変わってしまうことがあるのだと思うといくら考えても足りなかった。
・様々な人の考えをくんで判決が出ていることを知り、今度から事件をニュースで見たら、自分なりに考えてみようと思った。
・裁判を傍聴するのと比べて、実際に裁判員となって人を裁く側になるとその人の人生を左右してしまう決断を下すのは荷が重かった。かなり悩んだ。