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目には見えないけれど…

2024/11/22

今日は金曜日、明日は祝日なので今週最後の授業日となりました。先週から続いていた2年生の修学旅行ですが、昨日の沖縄コースの帰着をもって、すべてのコースが無事に終了しました。ニューヨーク、バンクーバー、シンガポール、沖縄とそれぞれ場所は違えど、充実した学びの機会となったようです。国内外の各コースともに英語によるコミュニケーションが必要な場面が多々準備されていましたが、学校全体で取り組んでいる英語力強化プログラム(PEP)の成果は如何だったでしょうか。机上での学びとは異なる、コミュニケーションツールとしての英語の重要性を改めて実感した生徒が多かったのではないでしょうか。今後の英語学習へのモチベーションとなってくれることを期待しています。
ところで、沖縄コースの修学旅行に同行して気付いたことがいくつかありました。学校を離れた修学旅行という環境の中で、生徒の日常生活の一面を見ることができたことでした。

 ・バスからスーツケースを降ろす時、何も言わない
  のに手伝っている生徒

 ・食後のテーブルの食器が、何も言わないのに
  種類別に分けられているグループ

 ・飛行機の座席が面識のない生徒同士であることに
  気づき、自ら席を代わってあげる生徒

 ・説明するバスガイドさんの話を眠気と闘いながら
  最後まで聞いていた生徒

 ・グループに入りずらい生徒に積極的に声を掛け、
  一緒に行動していた生徒

本当に何気ない行動かもしれませんが、無意識にそうした行動ができることは「人間力」が高い証だと思います。こうした行動は集団行動を通して学ぶ場合もありますが、家庭環境の中で自然と身につく場合もあることと思います。「ハビットスポーツ」と言う言葉があるように、スポーツの世界においては日常生活における習慣とスポーツにおけるプレイに関連性があることはよく耳にします。仮に関連性が証明できなかったとしても、スポーツのみならず人間力の高い行動をとれる人物は、社会に出たときに活躍する場面が多いことと思います。文武両道を実践すると同時に、高い人間力を身につけた生徒を育てていきたいと強く思いました。

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