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眠ることの意味。

2024/10/16

中間考査2日目、今日もたくさんの生徒が早い時間から登校し、自習室で試験に備えて勉強していました。試験期間中は寝不足を乗り越え、試験に備える生徒も多いことと思いますが、明日一日は自宅学習日です。試験も小休止となりますので、後半戦に向けて準備を整えて欲しいと思います。
寝不足について考えた時、実際に高校生にとって適切な睡眠時間がどのくらいなのかが気になり、少し調べてみました。2021年、アメリカ国立睡眠財団は高校生の理想的な睡眠時間は「8~ 10時間」と発表しています。さらに、限界最短睡眠時間は「7時間」だそうです。ところが内閣府が行なった調査によると、高校生の平均起床時刻(平日)は「6時36分」、平均就寝時刻「23時42分」となっています。これを計算すると「6時間54分」となり、世界の同世代の平均睡眠時間と比較して約1時間短いというだけでなく、限界最短睡眠時間さえも下回っている結果になりました。我が家の二人の娘たちの普段の生活を見ていても、明らかにこの時間より短いことが気になりました。睡眠不足は言うまでもなく、さまざまな点で身体に影響を及ぼすはずです。
   ・集中力の低下
   ・免疫力の低下
   ・注意力の低下
   ・疲れが抜けない
   ・動作が鈍くなる
などが挙げられますが、学習に与える影響は決して小さくないはずです。定期試験前の追い込み勉強においては仕方がない部分があるかもしれませんが、長丁場に及ぶ受験勉強においては、睡眠不足は良いことが一つもないといっても過言ではないと思います。効率よく勉強を継続するためにも、睡眠時間をしっかりと確保することは心身両面に良い影響を与えるはずです。「寝る子は育つ」という言葉もありますが、適切な睡眠時間を確保することが、効果的な学習にも繋がることは言うまでもないはずです。通学時間や勉強時間を考えると、「8時間以上の睡眠時間」を確保することは難しいのかもしれませんが、寝不足が与えるマイナスの影響を考えた上で、少しでも長い睡眠時間を捻出するよう努力して欲しいと思います。ちなみに私自身は、「23時就寝」「5時起床」「睡眠時間6時間」を意識して生活していますが、50代の理想の睡眠時間は「6.5~7.5時間」だそうです。これを機に少しだけ早目の睡眠を心掛けていきたいと思います。

    

 

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