2024/10/1
今日は10月1日、新しい一カ月の始まりです。今日も普通の一日に変わりはないのですが、不思議なもので毎月の一日(ついたち)になると、いろいろなことを「リセットしなければ!」という気持ちになってしまいます。前の月にできなかったこと、これまでに溜まってしまった仕事のこと、先送りにしてきたことなどを考えると、今月はキチンとやり切ろう!と思いを新たにするのですが…。
そんなことを考えていた時に、「一日」はなぜ「ついたち」と読むのか、ふと気になって調べてみました。
「一日(ついたち)」 は 「月立ち(つきたち)」 を音便化した読み方で、元々は「朔」と書いて「ついたち」と読んでいたそうです。「朔」とは月の満ち欠けを表し、暦を作る陰暦においては一日目のことを「朔」と呼んでいたそうです。そして、太陽と月が同じ方向になるとき、すなわち月の暗い面が地球の方を向いているときのことを月のはじめという意味で 「朔日」と呼んでいたそうです。この「朔」を過ぎた後に見える最初の月が新月で、新月に月が立つ日ということで 「月立ち(つきたち)」 と呼び、 これが変化して「一日(ついたち)」 と呼ぶようになったとのことです。普段何気なく使っている「一日(ついたち)」も、語源を知るとその奥深さに改めて感心してしまいます。
今月は中間考査が行われます。また、大学受験も学校推薦や総合選抜を中心に受験準備が慌ただしくなってきます。さらに各部活動では冬の全国大会に向けた県予選会が本格的になってきます。「勉強の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋秋」「読書の秋」「芸術の秋」…。皆さんにとって充実した10月となるよう、一日一日を大切に過ごして欲しいと思います。