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コア科目中間発表会

2024/9/21

本校には県内でも数少ない教育プログラムに取り組んでいるIBコースがあります。定員15名のIBコースでは、国際バカロレア機構(IB:International Baccalaureate)が提供する国際的な教育プログラムに基づく教育活動を行っています。IBは、1968年、世界の複雑さを理解して、そのことに対処できる生徒を育成し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置されました。現在140ヵ国の5,000校以上の学校で実践されているプログラムです。IBコースで行っている高校生年代対象のプログラムは、DP(Diploma Programme)と呼ばれ、所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めると、国際的に認められる大学入学資格が取得可能です。

DPのカリキュラムは、「6つのグループ(教科)」と「コア」と呼ばれる3つの必修科目から構成されています。必修の3つのコア科目とは
  ①Theory of Knowledge(TOK:知識の理論)
  ②Extended Essayz(EE:課題論文)
  ③Creativity, Activity & Service(CAS:創造性・活動・奉仕)
の3科目です。
この3つのコア科目が探求型学習と全人的教育を強調するIB教育の大きな特徴となっています。
TOK(知の理論)では、「知識」の本質とはなにかを学び、論理的思考力と批判的思考力を向上させる教科です。
②EE(課題論文)では、生徒が関心のある研究分野について個人研究に取り組み、研究成果を8,000語の論文にまとめます。
③CASでは、創造的思考を伴う芸術などの活動、身体的活動、ボランティア活動といった体験的な学習に取り組みます。

今日はこれら「コア科目」への取り組みついて、各生徒がポスターセッション形式で発表する「DP Exhibition:コア科目中間発表会」が行われました。会場となった教室は、たくさんの保護者の方々や生徒であふれかえっていました。説明する生徒たちの表情は明るく積極的で、自分の取り組みを知って欲しくてたまらないといった様子で熱心に説明してくれました。残念ながらすべての発表を聞くことはできませんでしたが、何名かの生徒の説明を聞くことができました。どの生徒も実にイキイキとした表情で熱い説明をしてくれました。①②③科目についても、生徒たちはとても翌調べていました。そして何よりも感心したのは、そのプレゼン力です。しっかりと相手の目を見ながら、分かりやすい口調で自分の考えを簡潔に説明してくれました。今回のような経験を積むことで、さらにプレゼン力と説明力が向上することです。「習うより慣れよ」この言葉の意味を身に染みて感じました。今後もこうした発表の場があることと思いますが、さらに進化した生徒たちの姿を見ることを今から楽しみにしています!生徒の皆さん、お疲れ様でした。

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