2024/9/17
9月は2週続けて、月曜日が祝日の振替休日となっています。先週の昌平祭の振替休日を含めると本校にとっては、3週続けての月曜休みとなります。連休明けの火曜日となった今日、本校では塾の先生方を対象とした説明会が行われました。多くの塾関係者の方にお越しいただき、今年度の入試について説明させていただきました。中学3年生を指導する塾の先生方にとっては、これからが受験シーズン本番です。多くの塾生の皆さんに本校をご紹介いただき、説明会や個別相談会に足を運び、興味を持っていただけることを願っています。
塾の先生方も我々学校の教員と同じく、「教えること」を仕事とする職業です。学校などでものを教える職業を「教師」と言いますが、「教師」と言うと私が常に忘れずに大切にしている言葉があります。アメリカの教育学者であるウィリアム・A・ウォードが残した言葉です。
平凡な教師は言って聞かせる
よい教師は説明する
優秀な教師はやって見せる
しかし、最高の教師は子どもの心に火を点ける
The meddiocre teacher tells.
The good teacher explains.
The superior teacher demonstarates.
The great teacher inspires.
この言葉に出会ったとき、正直言って大きなショックを受けました。
「心に火を点ける」
「やる気にさせる」という表現はよく使いますが、それを上回る熱い表現に、私自身の心に火が点いてしまいました。
それからはどうやったら「心に火を点ける」ことができるのか、試行錯誤しながらここまで来ましたが、未だに「これだ!」という正解にはたどり着いていません。それでも生徒に日常的に声を掛け、コミュニケーションを取っていくことこそが重要であることは確信できました。そこで芽生えた信頼関係を通じて、生徒の心に火を点けることができると信じています。そのための本当に小さな第一歩が「あいさつ」であり、スタート地点だと信じています。そこから少しずつコミュニケーションが始まり、信頼関係が生まれ、「心に火を点ける」アプローチが出来るのだと思います。教員生活も26年目に入りましたが、今一度原点に戻り、ウォード氏の言葉にある「最高の教師」に近づく努力を続けていきたいと思います。