2024/9/10
昌平祭も終わり、今日から通常授業の再開です。9月も半ばに入ろうとしていますが、相変わらずの猛暑が続いています。日傘や日焼け止めなどがまだまだ手放せませんが、体調管理には引き続き注意していきましょう。
突然ですが、
「あなたは今幸せですか?」
こう質問されたときに、あなたはどう答えますか。
「はい、幸せです!」と胸を張って答えられる人もいれば、少し考えた後で「いや、あまり幸せではありません」と答える人もいるかもしれません。この質問に対して明確に答えられる人は、案外少ないのかもしれません。それも当然だともいます。そもそも「幸せの価値観」は人によってそれぞれ違うはずだからです。100人に訊けば100通りの「幸せ」があるはずです。
では、どんな時に「幸せ」だと感じるのでしょうか。
例えば…
・年収1,000万円稼ぐ
・有名な大学に入る
・一流企業に就職する
・資産家と結婚する
・一部上場企業の社長になる
・大きな家に住む
・誰もがうらやむ容姿になる
・高級外車を何台も所有する
このような物質的な豊かさや環境を「幸せ」だと感じる人は少なくないと思います。
あるいは次のような状況や状態にあることを「幸せ」だと感じる人もいることでしょう。
・誰かに愛される
・自分に自信が持てる
・人から感謝される
・社会の役に立つ
・仕事で充実感を得る
・愛する人がいる
・誰かに必要とされる
・自分だけの時間がある
どんな時に「幸せ」を実感するのかは千差万別です。誰かの「幸せ」を否定することは誰にもできませんし、そもそもその人にとっての「幸せ」が自分にとっても「幸せ」だとは限らないのです。
私の座右の銘は詩人である相田みつをさんの次の言葉です。
「幸せはいつも自分の心が決める」
「幸せ」は人と比較するものではありません。自分自身が自分にとっての「幸せ」を決めればいいのです。この言葉に出会ってから、私はとても気持ちが楽になりました。決して他人と比較をしていたわけではありませんが、やはり誰かを羨ましく思ったことや妬ましく思ったことは少なくありませんでした。しかし、この言葉に出会ってから、自分にとっての「幸せ」が明確になりました。
私にとっての幸せは「今、生きていること」です。今、この瞬間に生きていられることがどれほど幸せなことなのか。そう考えると考えるほど、すべての悩みや苦しみにきちんと向き合えるようになりました。生きているからこそ、悩んだり、苦しんだりするのです。生きているからこそ、難題にぶつかったり、人間関係に悩むのです。でも、自分にとっての「一番の幸せ」=「今、生きていること」が満たされているのですから、そうした悩みや難題はなんてことありません。「幸せ」が満たされているのに、それ以上の贅沢を言ってはいけないと思うのです。毎日毎日を生きていればいろいろな出来事に遭遇します。そんな時に救いとなるこの言葉を思い出すと、心が軽くなっていきます。皆さんも自分自身の幸せについてどこかで考えてみてください。そして、その「幸せ」が見つかった時こそ、本当の意味での「幸せ」に近づいていくのではないでしょうか。
「幸せ」についてもう少しだけお伝えしたいことがあるので、またこのブログに書きたいと思います。