世界を意識し、世界を理解する力を育成する取組を様々な角度から進めていきます。英語力はもちろん世界の文化や価値観の違いを理解し、広い視野を身につけ、グローバル化した社会の中でリーダーシップをとれる人材の育成を目指すプログラムです。
世界を意識し、世界を理解する力を育成する取組を様々な角度から進めていきます。英語力はもちろん世界の文化や価値観の違いを理解し、広い視野を身につけ、グローバル化した社会の中でリーダーシップをとれる人材の育成を目指すプログラムです。
昌平中学・高等学校が、2017年3月17日付で国際バカロレアの中等教育プログラム(MYP)認定校に決定しました。MYPの認定校は埼玉県では初となります。IBは、国際バカロレア機構が提供するチャレンジに満ちた総合的な教育プログラムです。世界140以上の国・地域において5,000校近くがこのプログラムを導入しています。本校は、グローバル人材育成プログラムの一環として、平成27年3月1日にIB候補校となって以降、2年間をかけて研修、授業実践等を行ってきました。平成29年度から本校の中学生全員を対象に、授業を日本語で行っています。高等学校は国際バカロレアのディプロマプログラム(DP)の認定校でもあり、希望者はDPカリキュラムに進むことができます。
グローバル化した社会に対応するためには英語力も必要です。パワーイングリッシュプロジェクトは全校生徒を対象とした徹底した英語強化の取り組みです。
世界を共通テーマにして、中学校の3年間取り組んでいきます。教員が一方的に教えるのではなく、生徒たちが自ら課題を見つけて探求していくプログラムです。世界中の様々な問題に気付き、正解のない課題に取り組んでいきます。
この取り組みを通じて様々な事象を多面的に捉えることの重要性を知り、グローバルな視点から広い視野で物事を見る目が育ちます。また、この取り組みを通じて教科学習への興味関心が育ち、学問に対するモチベーションが芽生え、自立した学習者の育成にもつながります。
生徒主体のプロジェクトに基づく学習を通じて、生徒を動機づけ自信を持たせ、自立した学習者にする。
世界をテーマに、グループごとのディスカッションを重ねて、「課題を見つける」⇒「調べる」⇒「まとめる」⇒「発表する」という型を身につけていきます。
様々な問題に対して、主体的に課題に取り組めるようになります。
学年 | 中学1年生 | 中学2年生 | 中学3年生 |
---|---|---|---|
テーマ | 世界は違う | 世界に貢献 | 世界と働く |
取り組み |
途上国の課題に気付き、考える | 行動を起こし、課題を解決する | 自ら企画を考え行動する |
奉仕活動を通じ、世界との関わりを考える |
本校の特徴的な体験型学習においても、グローバルな視点を意識したプログラムを様々行っています。
アフリカや南米で青年海外協力隊として活躍した方の生の声を聞き、発展途上国の現状を理解します。
各業界で活躍なさっている方々にご協力いただいて、それぞれの分野の現場での仕事内容ややりがい、求められる能力や学問的知識、人生観に至るまで、さまざまな角度からお話しいただきます。
今後、社会のグローバル化が進み、ビジネスや研究の上で海外の人々との連携がますます求められてくるでしょう。その基礎となるのが、異文化や多様性を理解する心です。相手の背景を受け入れなければ、高度な英語力を持っていても、自分の考えに共感してもらうことは難しくなります。もうひとつは論理的な思考力です。これはプレゼンテーションにも要求されます。「グローバル人材育成プログラム」のねらいは、こうした力を育成していくことです。
教頭 前田 紘平先生
アメリカニューヨーク生まれ。TOEICは900点を超えるスコアを持ち、一般企業勤務の際は海外部門を担当していた国際派。IBをはじめとする国際教育の責任者として経験に裏付けられた実践的な教育を実施している。