Power English Project とは
国際化の進む現代社会において、語学の習得は不可欠です。そこで本校では、世界に通用する英語力と国際感覚を養い、「英語の勉強は大学に合格するためだけでなく、世界へ羽ばたくために必要であること」を生徒に実感させています。それが本校の全教員が取り組んでいる英語教育計画「パワー・イングリッシュ・プロジェクト」です。
英語の授業時間の充実
各学年とも英会話を含めて英語の授業を、1週間あたり7~10時間用意。
英検の全員受験
全校生徒が英検を必ず受験します。英検1次合格者の2次対策は、英語教諭が担当します。
GTEC、TOEICやTEAPへの積極的受験
英検の他にも英語力を確認する様々な検定に積極的にチャレンジさせます。
インターナショナル・アリーナ(日本語禁止部屋)の設置
文字通り日本語禁止のこの部屋には6人のネイティブの教員が常駐し、英会話の授業から、放課後のESSクラブ、英検の二次対策などを担当しています。休み時間や放課後にはこの部屋で英会話の練習をする生徒の姿が見られます。
全校イングリッシュ・スピーチ・コンテスト
クラス予選、学年予選を経て決定した学年代表が、ハイレベルな戦いを行います。
ボキャブラリーコンテスト
全校一斉に年3回実施し、それぞれの学年でクラス対抗意識を持って英語ボキャブラリー力を競い合います。
ブリティッシュヒルズ語学研修(希望者)
福島県にある、公用語は英語という施設で、語学研修を行っています。ネイティブの講師の授業だけでなく、テーブルマナーや店内でのやりとりを通じて、生きた英語を学ぶ機会を設けています。
オーストラリア語学研修(希望者)
姉妹校へ通い、ホームステイを体験します。希望者全員が参加可能な約2週間のプログラムと、希望者から選抜された生徒が参加できる約2ヶ月のプログラムがあります。いずれも一人が一家庭に滞在します。また、姉妹校から本校に来る生徒をホストファミリーとして受け入れることも可能で、とても良い経験になります。
カナダ修学旅行語学研修(高2全員)
高校2年生の2学期に実施する修学旅行は、カナダでホームステイを体験します。海外に行くのが初めてという生徒も数多くおり、行く前は不安がっていた生徒も、帰る頃には笑顔いっぱいになります。異文化を体験し大きな刺激を受けるとともに、英語学習への大きな動機づけにもなり、英語の重要性を実感できる修学旅行です。
セブ島語学研修(希望者)
セブ島でマンツーマンの語学研修を2週間実施。英語漬けの生活で会話力をアップさせます。
ハーバード・サマースクール in SHOHEI(2018年度スタート)
ハーバード大学の学生と、本校で行う3日間の特別なプログラムです。英語でのディスカッションなどで、英会話力、論理的思考力を高めます。
英検受験への取り組み
本校では12年前から英検全員受験運動を開始しました。現在では1年に1度は英検を受験するという取り組みが完全に定着しています。英語の学習と資格取得の重要性を理解し、年に2回または3回受験する生徒も少なくありません。また、1級や準1級の合格者もおり学校に活気を与えています。英検受験はパワー・イングリッシュ・プロジェクトの中核の1つとなり、昌平生の英語力向上に大きく貢献しています。
① 4技能入試への対応
本校では12年前のパワーイングリッシュプロジェクト発足以来全教職員、全生徒を挙げて英検受験に取り組んできました。その成果とともに大学合格実績も上昇しています。英検受験を通じた進路指導はこれまでも本校生徒に大きな影響を与えてきました。2020年度からの大学入試で「英語民間4技能資格」が求められますが、これまでの経験が大きなアドバンテージになっています。
② 高校3年終了時に約45%の生徒が2級以上を取得
高校入学時に準2級(高校中級程度)を取得している生徒は15%に満たない程度ですが、高校1年終了時には半数以上が準2級以上を取得し、3年終了時には4分の3以上の生徒が準2級以上、その中で2級(高校卒業程度)を取得する生徒は学年全体の約40%に及びます。なかには、1級や準1級など高校レベルを超えた級を取得する生徒もいます。
③ 模擬面接で二次試験対策
英検3級以上には二次試験として面接試験が課せられます。本校では一次試験合格者全員を対象に二次面接に向けた模擬面接を行っています。最初は合格レベルにまで届かない生徒がほとんどですが、練習を重ねることで確実に合格圏に到達し自信を持って二次試験に臨んでいます。
④ P1プロジェクト(準1級取得へ向けた特別講座)スタート
高校卒業程度と言われる2級に1年次または2年次の早くに合格する生徒も、近年増えています。準1級は大学中級程度と言われる難関ですが、準1級を取得しようという機運が生徒間にも高まっているため、本年度から準1級合格に向けた特別プロジェクトを行っています。今後、さらに準1級の取得者が増えていくことが期待されます。