昌平高等学校

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挨と拶。

2025/1/27

今日は月曜日、新しい1週間の始まりです。
毎朝、玄関前に立って生徒に声がけをしていますが、今朝も気持ちのよい挨拶がたくさん返ってきました。朝から快晴だったこともあるかもしれませんが、気持ちのよい一日の始まりは、やはり「気持ちのよい挨拶」で迎えたいものです。私は「挨拶」さえしっかりできていれば、すべてのコミュニケーションは円滑に進むと考えています。生徒たちにもそのことを折を見て伝えていますので、その思いが通じているのであればとても嬉しいところです。

「挨拶」の語源は、禅の言葉にある「一挨一拶(いちあいいちさつ)」だと言われています。「挨(あい)」には「心を開く」という意味があり、「拶(さつ)」には「心に近づく」という意味があるそうです。そうした意味で考えると、「挨拶」とは「自分の心を開くことで、相手の心を開かせ、相手の心に近づいていく」という正にコミュニケーションの超基本となる行為だといえるのです。
また、「おはよう」は「お早くからご苦労さまでございます」の略語であり、朝早くから働いている人へのねぎらいの言葉。「こんにちは」は「今日(きょう=こんにち)はご機嫌いかがですか?」の略語で、その時に出会った人の体調やコンディション気づかう言葉。「こんばんは」は「今晩は、いい夜ですね」の略語で、相手との距離を縮めるための言葉だと思うのです。朝昼晩のそれぞれの挨拶にはそれぞれの意味があり、そのすべてが「相手の心を開かせ、相手の心に近づいていく」ための声がけだとしたら、ただの「挨拶」に大きな意味が産まれてくると思います。

  たかが「挨拶」、されど「挨拶」
 
挨拶一つでお互いの心の距離が近づくよう、これからも気持ちのよい挨拶を心掛けていきたいと思います。

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