2024/12/20
自宅から学校までの距離22キロ。毎日、約50分の道のりを車で通勤しています。大学卒業後、社会人になってから20年以上電車で通勤していましたが、本校に勤務するようになって初めて車通勤となりました。もともと車の運転があまり好きではなかったため、慣れるまでは大変でしたが、今では快適に運転を楽しみながら通勤しています。車内では音楽やポッドキャストを聞いたり、スピードラーニングで英語のブラッシュアップを図ったりしながら過ごす貴重な時間になっています。あえてマイナス面を挙げると、本を読む時間が少なくなったということぐらいでしょうか。電車通勤では車内が貴重な読書タイムとなっていましたが、今はなかなか読書の時間を作ることができないことが悩みの種です。それでもようやく毎日の通勤ルートがおなじみの道となってきました。運転しながら眺める景色も、季節ごとに移り変わり、その変化も楽しみの一つです。通勤し始めた当初から、とても気になる看板がありました。それがこちらの看板です。
久喜市内にある看板なので、ご覧になったことがある人もいるかもしれません。法被(ハッピ)姿の凛々しい男性の後姿のモノクロ写真で、下には「銀座 四代目 高橋屋」の文字が入っています。この看板を初めて見た時、そのインパクトの強さに思わず目を奪われてしまいました。写真がクールなこともあり、ただただカッコいいなと思ったのでした。意識して見回してみると他の地区でもその看板を目にすることがあり、「高橋屋」さんとはどんな会社または企業なのか謎が深まるばかりでした。不思議に思いながらも調べることをせずに過ごしていましたが、ある時、会食をする機会があり、その場所が杉戸町内の老舗の鰻屋「高橋屋」さんでした。そして、店内に入った時にこのモノクロ写真が飾られていたのです!店員の方に尋ねてみると、その高橋屋さんの四代目の方が銀座に出店し、人気の鰻屋さんとなっていることを知りました。いつか行く機会があればいいなぁ…くらいに思って時間は過ぎていきました。ところが、先日、通勤途中に同じ看板を見たところ、あることに気が付きました。看板が次のように変わっていたのです!
凛々しいモノクロ写真に「うなぎ」の文字が加えられていたのです!ブランディング戦略として変更したのか、私と同じような疑問を持つ方が多かったのかは分かりませんが、文字が加えられたことで、この看板が何を表しているのか明確に分かるようになりました。広告戦略としてビジュアルは非常に重要な要素です。今回の看板のリニューアルを見て、改めてそのことを実感しました。私立高校である本校にとっても、ビジュアルや視覚的な広告は重要な広報戦略のひとつです。毎日の通勤途中での思わぬ発見でしたが、なんだか自分だけの秘密を発見した気分になりました。
PS 高橋屋さんのうなぎがとても美味しかったことは、言うまでもありません。