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学級通信に込められた想い

2024/11/27

秋晴れのさわやかな朝となりました。こんな日は朝から気持ちが前向きになりますね!
各クラス担任の先生方は、定期的に趣向を凝らした学級通信を発行しています。そのタイトルを見るだけでも、そこに込められた担任の想いが伝わってきます。「Class News」「百折不撓」「百花繚乱」「Infinity」「Identify Identity」「#Colorful♪」「LIFELONG LEARNERS」「LUCKT SEVEN」「日々是好日」「Stand out Fit in」「Decision」「C」……。もちろん「〇年◇組学級通信」というシンプルなタイトルのものが一番多いのですが。私のところには毎号届くことになっていますが、毎回読むことをとても楽しみにしています。担任の目線で、その時その時にクラスの皆に伝えたいメッセージがリアルな言葉で書き連ねられていて、クラスの空気感を感じることができます。10数年前に私自身も担任をしていましたが、実は学級通信を書くことがとても苦手でした。生徒の前で話すことは全く苦ではありませんでしたが、文章にまとめるのがどうも不得意で、自然と発行回数が減っていってしまいました。継続的に発行し続けている先生方には、ただただ頭が下がります。ちなみに私のクラスの学級通信のタイトルは、毎回「believe」でした。いやぁなんとも懐かしいですね。
さて、先日あるクラスの学級通信を読んでいたところ、こんな一文に出会いました。

  「若い」というのは
  「不安」に取りつかれていることと同義。
  何をするにも手探りで見通しが効かない。
  よく言えば、それは「可能性」と言い換えられる
  のだがね。

辞書で「可能性」を引くと次のように出てきます。
  ①物事が実現できる見込み。
  ②事実がそうである見込み。
  ③潜在的な発展性。
  ④認識論で、ある命題が論理的に矛盾を含んで
   いないという側面を示す様態。

この文章で表されている「可能性」は、さしずめ③潜在的な発展性、のことでしょうか。「若い」故の「不安」を「可能性」と言い換える感性に、思わずグッと来てしまいました。この文章を書かれた担任の先生は、普段からクラスの生徒をひとりの大人として捉え、接している方です。その姿勢は確実に生徒たちに伝わっていることを教室の雰囲気から日々感じています。各先生方が熱い想いを込めた学級通信をこれからも楽しみにしています。日々の先生方のご尽力に心より感謝いたします。


 

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