2024/10/22
季節はすっかり秋模様となってきました。先週で中間考査も終わりましたが、本当に大切なことは試験が終わった後です。間違えた問題をその場ですぐに確認することが、本当の学力につながっていくのです。一か月半後の期末試験に向けて、今から準備を進めていきましょう。
中間考査が終わってホッとしている生徒がほとんどのところですが、1クラスだけこれから厳しい試験に挑むクラスがあります。それは3年IBコースのDPクラスの生徒たちです。DPとは国際バカロレア機構が定めるDiploma Programのことで、高校年代の16才から19才を対象とした2年間のプログラムです。DPの学びは6つの教科グループと3つのコア科目で構成されています。2年間に渡るこのプログラムを得て、IB Diploma(国際バカロレア資格)を取得することにより、世界中の大学への入学資格を得ることができます。実際に100カ国以上、20,000校以上の大学が IB Diploma を入学資格として認めている資格です。国内外の大学受験に有利になるだけでなく、入学後の単位免除や在学期間の短縮、奨学金の取得につながるような大学もあります。
今日から11月8日まで行われる最終試験(Final Exam)は、日本の共通テストのような試験ですが、IBスコアの計算に大きく関わる極めて重要な試験です。IBスコアは国内外の大学を受ける際には提出が必須となるスコアです。
最終試験のスケジュールは国際バカロレア機構が定め、世界中のIB校で共通のスケジュールとなっています。
最終試験の内容は、高校2年生から3年生にかけて学んできた内容が問われますが、ほぼすべての科目が記述式で行われるため、論理的思考力と批判的思考力が問われます。そのため試験は長時間、長期間となります。
今日の午後から始まる試験に備えて朝から登校している生徒たちを激励するために、DPクラスの教室を覗いてみました。早めに登校していた生徒たちに声を掛けてみると、緊張感の中にも充実した準備ができた表情をしていました。黒板には激励のメッセージがびっしりと書き込まれていて、この試験の重要さがヒシヒシと伝わってきました。長丁場の試験となりますが、一人でも多くの生徒がDPを取得して、次のステージへと駆け上がってくれることを心より願っています。Good luck! You can do it!