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ハチドリのひとしずく

2024/9/27

毎朝5時に起床するのですが、日ごとに明るくなるのが遅くなってくるのを実感します。今朝は天気の影響もあり、雨戸を開けときにはまだ薄暗かったです。季節は確実に秋から冬に向かっていくのでしょうね。
毎日、仕事はもちろんですが生活をしていると、どんなに努力をしてもすぐには解決できないような問題や課題にぶつかることはありませんか?地球温暖化をはじめとする環境問題、戦争や内戦などの紛争解決などはもちろんですが、身近なところでも人間関係や組織の課題などはその最たる例かもしれません。そんな時にいつも思い出す一つのお話があります。
南米のアンデス地方に伝わる「ハチドリのひとしずく」というお話です。
「ハチドリのひとしずく」とはこんなお話です。

  森が燃えていました
  森の生きものたちは われ先にと 逃げていきました
  でも クリキンディという名のハチドリだけは
  いったりきたり 口ばしで水のしずくを
  一滴ずつ運んでは 火の上に落としていきます
   動物たちがそれを見て

   「そんなことをして いったい何になるんだ」

   といって笑います
   クリキンディはこう答えました

   「私は、私にできることをしているだけ」

大きな課題や問題に直面したとき、私はいつもクリキンディのこの言葉を思い出すようにしています。

   「私は、私にできることをしているだけ」

目の前にある問題があまりにも大き過ぎると、解決方法が全く見つからず、途方に暮れそうになってしまいます。そういう時こそ、どんな小さなことでも構わないので、自分にできる最善を尽くすよう意識しています。このような気持ちになれるのは、クリキンディのこの言葉に出会ったからです。これからも同様な状況に直面することがあると思いますが、そんな時こそ「自分にできること」に全力で取り組んでいきたいと思います。

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