8月30日、31日にかけて希望者対象にグローバルSDGsゼミ合宿を行いました。
　今回の合宿では、ごみをごみにしないことをビジョンに掲げる石坂産業を訪問しました。産業廃棄物処理工場を見学し、徹底的な再資源化を目指す意識に自分たちの常識が覆されました。午後は社会問題をビジネスで解決するソーシャルビジネスについてチョコレートやファストファッション等、身近な事例をもとに考えました。消費者としての自分が普段使っているものがどのような過程で自分の手元まで届くのか意識するきっかけとなりました。
　2日目は社会起業家の方に話を聞き、事業を起こすきっかけ、プロセスについて学びました。貧困問題解決のために国連、NGO等で働いた後に持続可能な支援のためにグアテマラで起業した方でした。起業後の苦労や異文化で働く難しさについて話を聞いたり、それを乗り越えて目標を達成するやりがいについて知ったりしました。その後、環境、宗教、障害、貧困等、幅広い分野に関して自分が持っている課題意識および高校生としてできる解決策を具体的に考え生徒たちは発表しました。
　合宿中の食事は地産地消、有機栽培、循環農法等、持続可能な農業によって生産された食材を使った料理をいただきました。また、日間を通じて自分が出したごみはすべて一つの袋に入れて持ち帰るという活動をしました。合宿だけでなく次につながる濃厚な時間を過ごしました。