2021/9/13
高校3年生IBコースの授業「Visual Arts」では、先達の作品を研究しながら過程を重視した制作を行い、「見かた」、「見せ方」、「作り方」を通して、ゼロからものをつくり上げる方法論を学びます。
日本の従来型の美術の授業は作品制作が中心ですが、DP美術のカリキュラムでは①比較研究:文脈の異なる作品を3点比較し論述する。②プロセスポートフォリオ:発想や構想、技術的鍛錬や実験などの制作過程を記録する。③展示:制作した作品をキュレーターステートメントを添えて展示する。以上3つを作成してIB機構に提出します。高得点を得るためには、確かな専門知と論理的な積み上げ、そして直観力のもと、独自性と説得力を高い次元で両立することが必要です。単純に“上手い”作品を作ればよいというわけではありません。生徒はこれまで制作してきた作品を効果的に見せるため、試行錯誤しながら展示の作業を行いました。