昌平中学校では朝読書の時間が毎日あります。自分の好きな本を用意し、時間になると私語をやめ、それぞれが読書に没頭します。読書から得られることははかり知れません。教科書や授業とは違った教養を自分の頭の中で育てていると言えます。2年生の英語では、今年度のIB授業の締めくくりとして「物語」を作っています。英語という教科の中でのみ学ぶのではなく、朝読書を教科につなげ、教科を生活につなげています。まずグループで「作家名」を決めました。夏目スミス（夏目漱石と結婚したスミスという作家、という想定）などのユニークな作家名もあります。ジャンルもSF、コメディ、歴史、ミステリー等さまざまです。グループにはリーダー、アドバイザー、チェッカーという役割がそれぞれにあり、創作活動を効率よく進めています。常に受け手の存在を意識することが大切で、この活動では読者をひきつける「展開」を考えながら創っています。エンディングを隠し、中間発表を行ない、他の作家からエンディングの展開にアドバイスをもらい仕上げる予定です。今から出来上がりが楽しみです。写真を見ると出版社の編集会議のようですね。白熱しています。