中高一貫4期生（現昌平高校1年生）2名がオーストラリアの姉妹校スコッツスクールに2ヶ月間の短期留学をしています。生徒たちから、現地での様子についてレポートが届きましたので紹介します。異文化に触れ多くを学んでいるようです。

高校1年15組　落合くん
　私がオーストラリア、スコッツスクールに来てから、3週間が経ちました。最初は緊張でいっぱいでしたが、少しずつ友達も増え、今では毎日学校へ行くのが楽しみです。
　私は今、10年生のバディと共に生活しています。10年生は日本での高校1年生にあたるため、授業でも日本で習ったことと似た内容をすることが多いです。同じ内容でも、日本とは違うテキストだったり、違うアプローチの仕方で教えたりと驚きの連続です。その中でも特に違いを感じたのは、日本語の授業です。私たちが英語を単語・文法に分けて学ぶようにスコッツの生徒のみなさんも日本語を単語・文法に分けて勉強していました。とりわけ文法化された日本語は、自分にとってとても新鮮でした。
　また、先週末にはメルボルンにあるモナッシュ大学の見学もすることができました。日本とは異なる学びの場を見ることができ、自分の視野が広がったと思います。
　この他にも、初日に飛行機が霧で着陸できず、私たちだけで対応しなくてはならなかったり、国立自然公園をサイクリングしたり、植林体験をしたりと、日本ではなかなかする機会のないことを経験しました。英語の勉強で来たつもりでしたが、この2週間で沢山の〝人との触れ合い〟をすることができ、1人の人間として成長できたのではないかなと思います。
　オーストラリアでの生活もまだ始まったばかりです。これから先、どんな素晴らしい事が待っているのか、期待を膨らませながら生活していきます。そして、様々なことを経験して、さらに成長していきたいです。

高校1年15組　関根さん
　もうすぐオーストラリアでの生活が始まって3週間が経ちます。今回は「私の挑戦はハプニングがたくさん！」と題して、近況をご報告させて頂きたいと思います。
　私達はシドニーで飛行機を乗り換えて、私達の通うスコッツスクールがあるオルバリーに向かう予定でしたが、オルバリーへ向かう飛行機は悪天候により着陸できず、私達はシドニーに急遽１泊することになりました。
　空港での手続きやホテルのチェックイン、自分達だけで全ての事を英語でこなさなければならず、とても大変でしたが、私達がシドニーで安全に滞在できるようアドバイスをして下さったホテルの方々や、地下鉄の乗り換えを不安そうにしていた私達にとても親切に道案内して下さった現地の方々などの温かさに触れることが出来ました。素敵な出会いの連続に着陸出来なかったことを少し嬉しく思いました。
　私達は、スコッツスクール生のお家にホームステイをし一緒に学校へ通うのですが、そこでも少しハプニングが…。1ヶ月お世話になる予定だったステイ先のご家族が食中毒になってしまったのです。私は、今まで3軒ものご家族にお世話になりました。予定のない私をホストしてくれた皆さんの優しさと寛容さに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ハプニングによってたくさんの方々と触れ合うことが出来ています。このハプニングたちは私の挑戦の応援団になってくれました。これから先、私の挑戦にはたくさんのハプニングや壁が待っていると思いますが、何事も笑顔で楽しいことに変えてしまおうと思います！
　学校では10年生のみんなと一緒に授業を受けています。オーストラリアでは自分のやりたい授業を選択し、1人ひとりが異なる時間割で勉強しています。私のバディは、将来建築士になる夢を叶えるために、デザインや芸術、といった専門的な分野を選択し、勉強しています。
授業中は、生徒が積極的に発言や質問をしていたり、生徒同士で考え方を共有したりと全員が授業の理解度がとても高いと思いました。
　また、ほとんどの授業でパソコンを使うのですが自分が選んだ興味のある授業だからこそパソコンを有意義に使えているのだとも思いました。オーストラリアの生徒はみんな１つ１つの授業を大切にしているとともにとても楽しんでいると思います。
　私を笑顔と前向きにしてくれる、気温は低いけれど温かくて笑顔が素敵なオーストラリアに短期留学生として滞在出来るこの2ヶ月間、沢山のことを吸収して、たくさん成長して帰ってきます。